ハタチの初恋
「おはよ。ごめん。待った?」「おはようございます。待ってないよ。今のんびり歩いてきたんで」「じゃ行こっか。ごめんね。車あれば良いんだけど。お金なくってさ。バイクで限界。はいっメットかぶって」ってヘルメットをくれた。「は~い」バイクの後ろに乗った。「大丈夫?ちゃんとつかまっててね」お兄さんの腰に腕をまわした。こんな至近距離嬉しすぎるよ。こんな幸せすぎていいのかな。今死んだっていいぐらいだ。このぬくもり気持ちいいな。
向こうもそう思ってくれればいいのにな。
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