Do it like a dream

俺は、健(15)。


今、少しの疑問を感じずにはいられない。

何が悲しくて、朝からこんなに走らなければいけないんだ…。



「ちょっと~健ちゃん、SHR間に合わないじゃ~ん!

も~朝から”変な話”するから!健ちゃんのせいだかんねっ」


幼馴染の長 奈々にせかされて、足を速める。

中3になって部活を引退してからというもの、全く運動をしていなかった俺の体は、なまりになまっている。



「おいコラッ。

あのことは言わない約束だろっ!しかも、お前が途中でコンビニに寄って、お菓子なんか買うからだろーっ!


遅刻は俺のせいじゃねーっっ」



俺らはばたばたと階段を駆け上がっていった。


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