罪と罰と恋と…


「どした」



と俺が本心を隠してきくと彼女は黙ったまま立っていた。



そしてもう一度俺が


「どした」



と尋ねると彼女は目に涙をため、俺に抱きついてきて



「先生…アタシじゃ…ダメアタシって…やっぱり子供」



と精一杯の言葉を俺にぶつけてきた。





俺は満足な言葉も言えずにただ抱きしめた。




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