罪と罰と恋と…


彼女はそれほど好きなタイプでもなかったし、嫌いなタイプでもなかった。



何度かのデートの後、付き合うようになり、半年後には彼女が実家を出て一人暮らしを始め…




それからは俺が彼女の部屋に通うようになり半同棲の生活が始まった。





付き合い始めた頃は彼女は優しくて面倒見もよく、それなりには満足していた。




彼女は高校の時に母親を病気で亡くしており、きっと彼女と結婚すれば


自分の母親にも本当の母親のように尽くしてくれそうな錯覚を俺は抱いてしまっていた。



勝手な希望的妄想を抱いてしまっていた。




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