罪と罰と恋と…
その時…家族連れらしい女の子の澄んだ声が俺の塞ぎこんでいた耳を刺激した。
「ママ〜こっち来て凄いよ」
「真琴危ないからこっち来なさい」
「は〜い」
それが真琴だった。
真琴が母親に呼ばれ…向こうに行こうてした時…
俺が振り向き…真琴と目があった。
真琴の綺麗な目を見て俺は思わずビクッとした。
真琴は俺の目を見つめ…
「濡れたら風邪ひいちゃうよ」
とニコッと笑って持っていた傘を俺に手渡すと走って行った。