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夏未は大きな薄い板の穴に顔を突っ込んでいた。


その穴から顔が抜けなくなったらしい。

困り果てた末、俺に助けを求めたということだ。


俺は慎重に板の角度ずらしたりしながらそっと夏未の顔から板を抜くように試行錯誤した。


入ったもんは抜ける。

それだけだ。


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