雨上がりの月夜に
環境が変わろうとも仕事に対する考えは少しも変わらなかった。

初めの方こそ選ばれて来たのだから、恥ずかしくない様に、会社の名に傷つけぬ様にと思っていたが、人の性格はそうそう変われるものではない。

ただただその日1日1日を処理するかの様に生きているだけだった。
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