雨上がりの月夜に
気がつくと私たちはホテルの一室にいた。

マユカと名乗った逆ナンの彼女はシャワーを浴びている。

なんか偽名っぽいな。

本来なら葉月とこういう状況になりたいのだが、悲しき男の本能が抑えきれないでいた。

「上がったよシャワー浴びてきたら?」

「ああ。」

今は何も考えず、この状況を楽しもう。

疲れきった心をカラダで癒すのもアリかな。

シャワーを浴び、身体もキレイに洗う。

「ねえ~、一緒にお風呂入ろ」


浴室に入って来たマユカがおねだりする様に訴える。


「ああ、いいよ。」

私が先に湯船に浸かり、マユカが私に抱っこされる様に入って来る。


「はぁ~、こんなの久しぶりねえ~…。」


マユカが振り返る。

刹那、私はマユカの唇をふさいでいた。

ねっとりと絡み合う舌と舌。


私の右手はマユカの胸をそっと愛撫し、左手は徐々に中央の茂みに這っていく。

「はぁん、もう我慢できないよ、さっきから貴方の私の背中で硬くなってるし。」

そう言いながらマユカは私の硬くなったものを優しく撫ではじめた。


「じゃあ、つづきはベッドへ行こうか。」
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