後輩から恋人へ
4月



あたしも3年生になった


加奈子とはまた一緒のクラスになれたが
小姓、結城、梨香とクラスが離れてしまった




23日、
久々に小姓とメッセをした




「よっ、最近どうよ」

「どうもないけど」

「藤原に告った?」

「んな訳ないじゃん」

「告れよっ」

「無理です」


こんな話をずっとしてたら
いつのまにか11時になってた


「今日中に告れ」

「いきなりすぎるよ-」

「いいから、絶対OKだから」

「なんの根拠もないくせに」

「あるから!…もう、お前鈍感だな-。藤原はお前が好きなんだよっ」

「え?ありえないからw」

「ほんとだよっ。あ゛~もう。ほんとは言っちゃいけないんだけど…」





小姓によるとじゃに君は

「会う度に手振られたら
気になっちゃいますよー」

って小姓に言ったらしい


そんなの好きのうちに入らないじゃんっ
と思いつつ
もしかしてって思った



だけど、小姓の言う事だし


あたしは、嬉しかったけど
ほんとに両思いだとは思わなかった

「嘘だぁ-」

「じゃあ、本人に聞いてみれば?」

「いやいやいや」

「てか、今告れ。今日中に。じゃ、告ったらメールくれっ」




え-っ!?

そりゃあ、今じゃに君とメールしてるけどさ-
いきなりすぎるょ







,,,,だけど、今告らなかったら
ずっと、このままの関係だよね


元彼と別れてまだあんまり経たないし
軽いって思われちゃうかも・・・


でも言わないで後悔するより
言って後悔したほうが良いかっ





あたしは20分くらい迷ったあげく

やっぱり告白することにした





「じゃに君、話したい事あるんだけど…」


「何?言ってみ?」









指先が小刻に震えてる




あたしは力強く打った












「あたし、やっぱじゃに君の事好きだゎw付き合ってください!!」
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