後輩から恋人へ
初めて会ったのは
あたしが中学2年の時の冬




図書室に行くと、
いつもからかっている1年の男子がいた

あたしはその子をちょり君と呼んでいる


「ちょり君-!!」
いつもの様に手を振る


「…」




また、シカトかあ



すると横から誰かが話に入って来た

「お前、手振ってやれよw」

ちょり君の友達だ




背が高くて
制服をダボっと着ている

目が大きくて
笑顔がかわいい



あたしは、ちょっと気になったから話しかけてみる事にした


「ねぇ!君、何て名前?」

「俺すか?藤原裕太です」

「へぇ-、じゃあ、ちょり君みたいに 何かあだな付けてあげる!!」

「いいっすよ…別に…」

「じゃに君!!」

「は?」

「かっこよくて、ジャニーズ入れそうだから、じゃに君っ」




“キーンコーン カーンコーン”

と、ここでチャイムが鳴った


あたしがバイバイと手を振ると


ちょり君は相変わらずシカト

じゃに君は
「何あの先輩。」と
捨てゼリフを吐いて帰って行った




あ-あ
あたし 第一印象最悪だ,,,

ちょっと、調子乗りすぎたかな




この日は少し反省した
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