後輩から恋人へ
6時になって

部活が終り、みんなが帰り支度を始めた


あたしは早速じゃに君と帰ることになった




なんか、緊張するなぁ-



友達とバイバイして
じゃに君と門を出た



「ゆりあんちどっち?送る」

「ありがと-!」



送ってくれるんだあ
じゃに君ち反対方向なのに…



あたしの家に向かって歩き出した



「…」

「……」




やっぱ無言だ

気まずいや


何はなせば良いんだろう?



どうしよう…




その時




きゅっ



いきなり手を握られた


実はあたしは
男子と手をつなぐのが
初めてだった



「あっ」

「ごめん、嫌だった?」

「嫌じゃないよ」

「良かった!」








手を繋いだ瞬間

何も心配しなくていいやって思えた



すごく、あったかい…



なぜか安心する






じゃに君と付き合っててよかった!



あたし達は繋いだ手をプラプラ振りながら家に帰った
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