ﾌﾞｽは恋して良いですか？

みんなが仲良く笑っている間に、私は教室を出た。


悔しいけど、涙も出ない。


なぜなら、昔から言われてきた事だから。



だから、もういい加減慣れたし、それに、予想してた通りだった。


いくらみんなが行かないような高校を選んだとしても、いくらみんなが私の過去を知らなくても、私はどこへ行ってもブスのままだった。


みんな、一般常識の様に、私をブス扱いしてくる。


だから、ブスに生まれた以上、仕方のないことなんだ。


今日も自分にそう言い聞かせる。