あたしの彼氏はイケメンくん。
「早く、イルミネーション行こ。……寒いから、マフラーしてけ!」
大賀が自分のマフラーを外して、あたしの首に優しく巻いた。
マフラーから大賀の香水の香りがして、あたしの心臓はもっとドキドキした。
「え…でも、大賀が寒くなるよ?…風邪ひいちゃう!」
あたしが慌てて言うと、大賀が笑った。
「お前に風邪ひかせたくねぇし……俺、寒さに強ぇし!」
ニカッと笑いながら大賀が言った。