≪短≫コンクリートの上で
『肺ガンになったらどうすんのさ!』




そしてまた吸おうとした煙草を取った。






「お前は俺の母親か?!」




『はいはい、そうですよ!!』




「お前はアホか!ほっとけ。」




『周りに居る人のほうが煙草の害が大きいんだよ!!』




「ならどっか行けよ!」





そんな言い合いをしながら煙草は私と誠の手を行ったり来たりしている。







『どっこも行きませんよっ!!』












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