≪短≫コンクリートの上で
まだ残る玲の感触を消したくない・・・。







でも、けっきょく会社や親の関係で彩芽と結婚するんだから玲への気持ちは早く消した方が良い・・・。






そう思って彩芽にそっとキスをした。







「えへへ。ねぇ誠クン、もうあの女の人には会っちゃダメだよ。じゃないとパパに頼んで契約破るから!」





彩芽は得意げに笑って言った。






ついに彩芽の本性が見えた気がした。

















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