黒い夢
しばらく立ち尽くしていると、オレの幼稚園からの親友・山本トオルが教室に入って来た。

「トオル!!」

オレはトオルに声をかけた。

「・・・・勇一?」

よかった・・・トオルだけは反応してくれた。

「お、おま・・・・な、なんでここにいんの・・・?」

トオルはまるで恐ろしいものでも見るかのような顔をしていた。
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