黒い夢
告白
オレとトオルは屋上に行った。

ここに来る前に授業開始のチャイムが鳴ってしまったので、今は誰もいない。

つまり、2人きりだ。


「なぁ、勇一・・・」

先に口を開いたのはトオルだった。

「な、何だ?」

オレは緊張のせいで、少し声が上ずる。
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