黒い夢
トントンと階段を降りると、キッチンから朝食のいいにおいがしてきた。

「母さん、おはよ」

オレは母さんに声をかけた。

返事はない。

「母さん?」

もう1度声をかけたが、何故か母さんは黙ったままだ。
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