黒い夢
「何なんだよ!母さん感じ悪いぞ!」

オレはそう叫んで家を出た。


時刻は7時。朝食をとらずに出たので、いつもより30分も早く電車に乗った。

ガタン、ガタタン・・・

「次は〜○○駅です」

プシューっとドアが開いた。

「あ」

電車に入って来たのは、最近付き合い出したオレの彼女、菊地さやだった。
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