黒い夢
「さや!」

オレは彼女に向かってブンブンと手を振った。

しかし、彼女は気付いてない。

混んでるから気付かないんだな・・・

オレはそう思った。

「次は〜桜木高校前です」

そうアナウンスが流れた。

オレ達の降りる駅だ。

プシューっとドアが開いて、オレとさやは電車から降りた。
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