きゃっちぼーる
「良いじゃない。幽霊好きになっても」
泣いているような、笑っているような、難しい表情で腕を広げながら言った。
「私はこの世界が嫌い。とにかく嫌い、嫌い、嫌い、嫌い。悲劇のヒロインぶるつもりも無い。でも、嫌なことたくさん見てきた。もちろん幸せなことも見てきた。優しい人達も見てきた。嫌な人も見てきた。たった十七歳で何がわかるって非難する人もいるでしょう。でもね。十七年生きて、出した結論。私は、この世界に合わない気がする。だから、だからね……」
泣いているような、笑っているような、難しい表情で腕を広げながら言った。
「私はこの世界が嫌い。とにかく嫌い、嫌い、嫌い、嫌い。悲劇のヒロインぶるつもりも無い。でも、嫌なことたくさん見てきた。もちろん幸せなことも見てきた。優しい人達も見てきた。嫌な人も見てきた。たった十七歳で何がわかるって非難する人もいるでしょう。でもね。十七年生きて、出した結論。私は、この世界に合わない気がする。だから、だからね……」