お姫様の作り方
フリアの案内で部屋に戻る。

朝食のことを聞くと


「あなたならベット近くのテーブルにあるベルを鳴らせばメイドか執事が喜んで持ってくるわよ」


といわれた。


そのことを聞くとゼンに聞かなくてよかったと思った。

ゼンに聞いていたら恥ずかしくて今頃どうにかなっているかもしれない。


なんともフリアは今日用事があるらしくあたしを部屋へ案内するとフリアはどこかに行ってしまった。


ためしにベルを鳴らしてみることにした。


リンリーン


綺麗な音のなるベルだ。


ベルを鳴らして数秒後朝食が届いた。


「今日の朝食はスコーンですクロテッドクリームとジャムをご用意しておきました。
お飲み物は紅茶でアッサムです。ではごゆっくりどうぞ」


「ちょっと待って」


そういって部屋から出ようとするマリーをあたしは止める。


「こんなたくさんの量あたし一人じゃとても食べ切れそうにないんだだから一緒に食べよう」


マリーは、あたしの言葉に驚いたのか最初のほうは固まっていたが次第に笑顔になってはいっと元気よく返事をしてくれた。


ここのスコーンはとても美味しくこれなら毎日食べても飽きないと思った。


そのことをマリーに話したら


「明日もこれをご用意いたしますね」


と笑顔でいわれた。


紅茶を飲んで見るとこちらも美味しくついつい

「美味しい」

と声に出していってしまった。


そんなあたしを見てマリーはうれしそうに微笑む
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