いちえ
結局…付き合う?って事…なんだよね?
いや、でも………おや?
両想いだから…付き合うんだよね?でも何もそんな事言ってないし……って……。
私、今時小学生でも分かるような事悩んでない?
何も言わなくても、そーゆう…お付き合いって関係でいる人達も居るし、あまり必要のない言葉なのかな?
でも……何か考えれば考える程、不安になってきちゃった。
でもでも、さっきはあんなこ……あんな事したし!!
……違う!!されたし!!
てゆーか、あぁぁ〜〜…もう恥ずかしすぎる〜……。
やだやだ〜頭から離れないよお〜!!
あれは現実だったの?夢?夢かな?いや、妄想!?
そう考え、顔が熱くなる。
いーや〜!!どんなけ妄想癖なの!?てゆーか変態!?私変態じゃん!!
……てゆーか妄想じゃないし現実だし!!
変態じゃないし!!!!
今の私、きっと物凄くお馬鹿さん。
冷静に、冷静に。
一気にいろいろと考えすぎて、崩れるようにして窓枠に腕を乗せ、そこに顎を乗せた。
湿気を含んで少しはむっとしてはいるが、都会の街中の風と比べると断然涼しい。
「ふぅ…何か信じらんない……」
私の声は闇に溶け込んでしまい、すぐにカエルや鈴虫の声にかき消されてしまう。
美春に言った方がいい…言わなきゃだよね。
あと、慶兄にも………。
…てゆーか付き合ってるんだよね??