君への距離
試合会場近くのコンビニでみんな一旦車を止め、朝ごはんとなった。



そこには名宝の選手たちもいた。





マサキを車に残し、杏と翼とアツシがコンビニに入った。

名宝の選手たちが三人をまじまじと見つめる。
ロングの金髪をひとつに結んだ名宝のマネージャーもいた。
背が高くて貫禄がある。


「おはよーございます!!」

杏が挨拶した。少し遅れて翼とアツシも挨拶した。


名宝の選手たちがニヤニヤしながら露骨に杏を見ている。


挨拶を返そうともしない。


三人は気分が悪いのでさっさと買うもの買って出ていった。





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