君への距離
マサキ、
「翼は入らないよ。」


杏、
「え?」



リョースケ
「なんかよく分かんないけどさ、入る気がないってゆうか…」



マサキ、
「なんか訳がありそうな…」



杏、
「……。」





仲良し3人組は今日もマサキのアパートに集まっていた。


リョースケの部屋はマサキの部屋の右隣で、杏のアパートはマサキとリョースケのアパートの正面に建っていた。

集まろうと思えば5分もかからず集まれる距離だった。





杏、
「仲良いんだ…」




リョースケ、
「仲良しだよ!翼アフターだからさっ、一緒の授業とか多くって。」



杏、
「ふ―ん」



マサキ、
「何?そんなに翼クンに入って欲しかった?」



杏、
「なっ、そんな!だってみんな翼くんに入って欲しかったんでしょ?」



リョースケ、
「わかってるわかってる!杏は翼が新入りのくせに俺らと仲良くなっちゃってるから妬いてんだよな?」



マサキ、
「そうゆうことね!安心してよ、杏は俺らのアイドルだからさっ!!」



リョースケ、
「そうそう。愛してるぜ―!杏ちゃ―ん!!」



杏はニヤリと笑って言った。
「レッドのアイドルの間違いでしょ!!」



マサキ、
「うっわ、調子乗りやがって―!」



リョースケ、
「この悪女―!!」




杏はいつものように明るく振る舞っていた。


事実、マサキとリョースケとじゃれあうのは楽しい。






でも、






わけのわからないさみしさが杏の胸を締め付けていた。






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