君への距離
ベンチで沈んでいるアツシに杏が麦茶を渡して言った。



「グローブのせいでしょ?気にしない、気にしない♪」





アツシは麦茶を受け取ると一気に飲み干した。



「よし!行ってくる!!」


アツシは休憩もそこそこにグランドに飛び出して行った。




(行ってらっしゃい…)


杏はアツシの背中を優しく見送った。





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