君への距離
二人で食堂に入っていくとまだリョースケたちがいた。





「あっ、ぐうぜ~ん♪」



かなりわざとらしくリョースケが言った。




「ほんとにね…」
翼は苦笑いだ。




「練習終わってからずっとここにいたの?」杏が呆れて言った。



シオ、
「カツカレーをほんの三杯!」



リョースケ、
「唐揚げ丼と親子丼の夢の共演!」



マサキ、
「俺はラーメンと冷やし中華!」



杏、
「キモチワル」




リョースケ、
「口悪いぞ!」


杏、
「頭悪いぞ!」


リョースケ、
「杏にだけは頭のこと言われたくないね!」



マサキ、
「コラコラコラコラ~!大丈夫、お前ら二人そろってバカだから!!」



シオ、
「ケンカんなる前に帰ろうや!」






< 167 / 213 >

この作品をシェア

pagetop