君への距離
シオとリョースケは珍しく講義に出ていた。
マサキはサボってアツシといっしょに帰っていった。
「いい感じだったな?」
リョースケがにやにやしながらシオに話しかけた。
「両想いやって何で気付かへんの?あの二人は!!」
シオがため息をつく。
「気付いてねぇの、レッドん中であの二人くらいだよ?」
シオ、
「あっああ!もう!!じれったい!!!」
リョースケ、
「直球勝負やぁ――!翼あぁぁぁぁぁああ!!!」
バシッ
「…翼か?翼のストレートか?俺の後頭部に…」
リョースケが頭を抱える。
シオが大きく首をふる。
「違うの?カーブ?」
「いや、球種じゃなくて…」
リョースケが振り返る。
「先生!!!」
経営学の坂上がリョースケの真後ろに立っていた。
仁王立ちで…
「うるさいんじゃぁぁぁああ!!!
それで翼もマサキもサボりかぁぁああ!!」
リョースケ、
「ひえぇ~!」
「ついでにシオぉお!!」
「ついではいらないっす…」
「お前…、
机の上に枕をつくるなぁぁぁああ!!」
周りはものすごい失笑だ…
マサキはサボってアツシといっしょに帰っていった。
「いい感じだったな?」
リョースケがにやにやしながらシオに話しかけた。
「両想いやって何で気付かへんの?あの二人は!!」
シオがため息をつく。
「気付いてねぇの、レッドん中であの二人くらいだよ?」
シオ、
「あっああ!もう!!じれったい!!!」
リョースケ、
「直球勝負やぁ――!翼あぁぁぁぁぁああ!!!」
バシッ
「…翼か?翼のストレートか?俺の後頭部に…」
リョースケが頭を抱える。
シオが大きく首をふる。
「違うの?カーブ?」
「いや、球種じゃなくて…」
リョースケが振り返る。
「先生!!!」
経営学の坂上がリョースケの真後ろに立っていた。
仁王立ちで…
「うるさいんじゃぁぁぁああ!!!
それで翼もマサキもサボりかぁぁああ!!」
リョースケ、
「ひえぇ~!」
「ついでにシオぉお!!」
「ついではいらないっす…」
「お前…、
机の上に枕をつくるなぁぁぁああ!!」
周りはものすごい失笑だ…