君への距離
マサキ、
「ミスチル入りてぇ…」



アツシ、
「お前…そんな無謀な寝言やめろよ!」



マサキ、
「全国も行きてぇょ…」

アツシはハッとした。
(みんな、口には出さないけど悔しいんだ…。



あの日、震えだした翼の肩を一番近くで俺は見ていた。



どうすることもできなかった…


それにすごく怖かった。



俺は翼の爆弾を抱えた肩にいつも背負われていたんだと思う。



俺だけじゃない、みんな。



きっとこれからもそれは変わらないだろう。



だけど、




お荷物はお荷物なりに、軽くなる努力はしたい…。)





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