君への距離
「大丈夫!?」



心配そうな声がした。グランドにいた人が走って杏のところへやってきたようだ。





杏が顔をあげる。




(…消えたい!!!)



杏はここにグローブを忘れたリョースケを全力で呪った。




そこにいたのは、翼だった。




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