君への距離
グランドに駆け込むと、ちょうどみんながグランドの隅でストレッチをしているところだった。





ベンチには杏。


翼はちょっと緊張した。




翼、
「おはよ!」


杏、
「おはよ!」




翼、
「すんごい遅刻したなぁ…」



杏はケラケラ笑う。
「あたしもさっき来たとこだよ!」



翼、
「杏ちゃんも?珍しいじゃん!」



二人はいつものように仲良くしゃべりながら、杏はボール磨きを、翼はスパイクを履いていた。




< 210 / 213 >

この作品をシェア

pagetop