君への距離
「おい、」


「杏!」


「杏チャン!」


「杏ってば!!」







「ん…」

杏はゆっくりと目を覚ました。

「ねむ…」

「やっと起きた!人ん家で爆睡すんなよ!!」

マサキが呆れて言った。

「んん…」

杏は横になったまま重たい目を開いた。

(マサキ…リョースケ…ん?

もうひとり…




翼くん!!)




杏はバッと跳ね起きた。
「うっそ!!」



リョースケ
「はぁ?寝ぼけてんのか?」



「翼くん!」


リョースケ
「シカトかい!!」


マサキ
「今日は翼も連れてきたんだ、チームメイトだからなっ!」




「よろしくねっ。」



リョースケ
「レッド最強―!!」


杏は満面の笑みを浮かべて言った。




「よろしくっ!!」





< 22 / 213 >

この作品をシェア

pagetop