君への距離

別れ

最近、梅雨入りをしたのか雨が続いていた。

「今日も朝練ないね―…」

杏がマサキの部屋のカーテンを開ける。

「ん―!!てか何で杏いるん?」
マサキが眠そうにつっこんだ。



リョースケと翼はバスタオルをひっかけて部屋の隅で爆睡していた。



「や、鍵かかってなかったし!きっと今日もリョースケと翼くん泊まっていったんだろうなって思って…」



「ビンゴ!こいつら今日で4日目なんだけど…。リョースケなんか隣だぜ?」


「マサキの部屋、汚くて狭いけど落ち着くもんね―。」



「褒めてんのか?それ」




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