君への距離
(誰かやってるかなぁ?)
そう思って杏はデイ、アフターの全授業が終わった時間にグランドにやってきた。
翼は、授業が終わってそのままグランドに出てきて一人でランニングをしていた。
「あっ!」
翼は杏に気づくとランニングをやめてベンチに戻ってきた。
ベンチでスパイクを履いている杏も翼に気づいて手を振った。
「翼くん、ひとり?」
「うん!ひとりで走ってた。」
「あはは、そっか!じゃああたしの自主練にも付き合ってくれない?」
「杏ちゃんもするの?」
「もちろん!ポジション争いに参加しちゃうもんね―」
杏はケラケラ笑って言った。
「あはは!杏ちゃん本当にポジション穫りそうだもんなぁ」
翼も笑う。
杏がマウンドに走って行って翼を呼ぶ。
「強肩キャッチャーさんっ、はやくはやく!」
翼はグローブをつかむと急いでかけていった。
この日、杏の球は上に浮いていた。
原因は杏のコントロールの悪さだろうか?
それとも?
どうやらキャッチャーにも問題がありそうだ。
そう思って杏はデイ、アフターの全授業が終わった時間にグランドにやってきた。
翼は、授業が終わってそのままグランドに出てきて一人でランニングをしていた。
「あっ!」
翼は杏に気づくとランニングをやめてベンチに戻ってきた。
ベンチでスパイクを履いている杏も翼に気づいて手を振った。
「翼くん、ひとり?」
「うん!ひとりで走ってた。」
「あはは、そっか!じゃああたしの自主練にも付き合ってくれない?」
「杏ちゃんもするの?」
「もちろん!ポジション争いに参加しちゃうもんね―」
杏はケラケラ笑って言った。
「あはは!杏ちゃん本当にポジション穫りそうだもんなぁ」
翼も笑う。
杏がマウンドに走って行って翼を呼ぶ。
「強肩キャッチャーさんっ、はやくはやく!」
翼はグローブをつかむと急いでかけていった。
この日、杏の球は上に浮いていた。
原因は杏のコントロールの悪さだろうか?
それとも?
どうやらキャッチャーにも問題がありそうだ。