君への距離
「翼くん?」
杏が優しく声をかけた。
「冷やしてもいいかな?…あっ、触らないほうがいい?」
翼が杏の方を向こうとした。
「あっ、そのままでいいよ!!」
「…平気だから」
翼が言った。
杏はちょっとショックだった。
(ウザかったかな?)
「でも…」
杏はコールドスプレーを持ったまま立ち尽くしていた。
「本当に大丈夫だから…」
杏は返す言葉もなく黙りこんだ。
相手がアツシやシオたちなら…
何言ってんの!って強引にでもスプレーして、
ちゃんと冷やさなきゃだめでしょって叱りつけたり…
杏が優しく声をかけた。
「冷やしてもいいかな?…あっ、触らないほうがいい?」
翼が杏の方を向こうとした。
「あっ、そのままでいいよ!!」
「…平気だから」
翼が言った。
杏はちょっとショックだった。
(ウザかったかな?)
「でも…」
杏はコールドスプレーを持ったまま立ち尽くしていた。
「本当に大丈夫だから…」
杏は返す言葉もなく黙りこんだ。
相手がアツシやシオたちなら…
何言ってんの!って強引にでもスプレーして、
ちゃんと冷やさなきゃだめでしょって叱りつけたり…