君への距離
翼は病院に行き、右腕がいかにボロボロな状態かを聞かされたらしい。
高校のときの靭帯断然、疲労骨折の大ケガの後遺症で再発のリスクを常にしょっていること…
また、神経にも負担がかかっていて、今日のように長時間にわたって肩を使うと突然、発作的に痙攣が起こってしまうこと…
翼は思わず笑ってしまった。
医者が奇妙なものでも見るように翼を見つめた。
(なんだこいつ?)
「まあ、平尾さんの場合は完治することは不可能ですから…肩を使わないことが一番ですね。」
そう言うと医者はカルテをポンとデスクに置いた。
「痛み止めとシップ出しときます。」
高校のときの靭帯断然、疲労骨折の大ケガの後遺症で再発のリスクを常にしょっていること…
また、神経にも負担がかかっていて、今日のように長時間にわたって肩を使うと突然、発作的に痙攣が起こってしまうこと…
翼は思わず笑ってしまった。
医者が奇妙なものでも見るように翼を見つめた。
(なんだこいつ?)
「まあ、平尾さんの場合は完治することは不可能ですから…肩を使わないことが一番ですね。」
そう言うと医者はカルテをポンとデスクに置いた。
「痛み止めとシップ出しときます。」