七色の恋♡

「あれ?龍は???」


もう一人、このメンバーにはいた。

蓮【あ、龍は今日も遅刻やで。】

蓮が思い出したように言う。

陸【どうせ寝坊やろ。】

勝【あいつ寝起き悪いからなー、】


そいつの名前は

唐澤 龍(カラサワ リュウ)

寝るのと食べるのが好きで、マイペースな人。

だけど細くて、キレイな顔立ちだから

蓮と同じくらいモテている。

3年になって4日目だけど、

毎日遅刻してるような・・・・笑



なんだかんだ言っても

この6人は学校内でも有名な人たち。

みんな容姿もそれなりに良くて

運動もできて

勉強もできて

完璧な人達だ。




一応1年のころから仲は良かったが

3年になってみんな同じクラスになって

人柄もだんだん分かってきた。



「あああああ!!!!」

カバンの中身を机の中に入れていたあたしは

家に忘れ物をしたことに気が付いた。


澪【どうしたの?悠!!】

澪が後ろから声をかけた。

「やばいー!!!筆箱忘れたー;」

最悪だ、あたし;;

普通筆箱とか忘れるか???

勝【アホやん。】

「うん、そうやね。」

蓮【しゃぁないなー。】


そう言って隣の席の

蓮はシャーペンを自分の筆箱から出して

あたしに投げた。

「蓮ありがとーー!!!」

蓮【明日返さなかったらぶっ殺すぞ。】

蓮は笑いながらそう言った。

普通に怖いし;

「うん、了解★」

健【んじゃぁ俺は地味に消しゴム!!!】

左斜め前の健が自分の消しゴムをハサミで割って

あたしにくれた。

「えええ!!!いいよ、健!!!もったいない!!!」

健【ええねん、貰って★】

爽やかな笑顔でそう言う。

「お言葉に甘えて・・・・・」

健【困った時はお互い様やで!!】

「うん!ありがと♪」


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