Rose
陸side



ついやっちまった・・ん・だよ。


なんとなくもあるが
本当は・・・君を僕に向けさせたかったんだ。

ただそれだけ。


『・・・キスした理由は聞きませんよ、私は。』



「・・・そうか、ありがと(ニコッ
あっ!暗くなった。」



『そうだね。手繋いでいい?』


「もちろん。はい、どうぞ」


『ふふふっ(ニコッ』



ジ―‐‐・‐―‐・



あげはちゃんが見たかった映画は、確かに感動した。




でも、俺は・・・
手を繋いでいる方に視線がずっといった。





「あげはちゃん、終わったよ。」



『あっえ、はぃ。』



「映画感動したな あの俳優さんは特に流石だったよな。」



『うん!カッコ良かった。』


ムッ

「・・俺より?」


『・・・・ううん』


「可愛い事言うけど
はっきり言ってほしかったな?」


『・・ごめんなさぃ。』



「ちょっと責めすぎたかな?
ごめんね。大丈夫か?」


『ぃえ、大丈夫です。』



車に乗ってから
あげはちゃんにずっと見られてる・・



「僕の顔に何かついてる?
それとも唇か?(ニヤッ」


『・・隠れドSです(泣』


「はははっ、やっぱあげはちゃん面白いな。
次はショッピングでもするか。」


『・・・・うん(ニコッ』





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