良と遼〜同じ名前の彼氏〜
「そいつ…元カレのリョウヘイ君の字は?」
そう言ってリョウヘイは煙草の煙をふーっと吐き出した。
てゆうかリョウヘイは明らかに17歳のあたしと同い年位に見えるんだけど。
そんな当たり前のように吸われても。
「不良の良に平らで、良平だよ」
「不良の良かよ」
リョウヘイがぶっと吹き出した。
「真面目なやつだったけど」
「そんな髪の毛の色したお前の元カレがぁ?」
「あたしも真面目だもん」
「説得力ねぇな。」
そう言って笑うリョウヘイの笑顔は意外なほどに可愛かった。
「俺は字は説明できねぇ」
そう言ってリョウヘイは携帯で「遼平」と変換して見せた。
「自分の字なのに説明出来ないの?」
「うるせぇよ」
「あたしは奈美ってゆうんだ」
「奈美。かわいいじゃん。ひじき食おうぜ」
遼平は煙草をもみ消すと、「ひじきだけじゃ足りねぇな。コンビニ行こうぜ」と言って立ち上がった。
遼平がスウェットのポケットに携帯を入れた時、携帯の裏に確かにプリクラが貼ってあるのをあたしはしっかり見ていた。
金髪の頭に白いジャージの男の子の隣には、派手な化粧の女の子が笑顔で写っていた。
「ねぇ、遼平には彼女はいないの?」
あの時、勇気をだして聞いておけば良かった。
そう言ってリョウヘイは煙草の煙をふーっと吐き出した。
てゆうかリョウヘイは明らかに17歳のあたしと同い年位に見えるんだけど。
そんな当たり前のように吸われても。
「不良の良に平らで、良平だよ」
「不良の良かよ」
リョウヘイがぶっと吹き出した。
「真面目なやつだったけど」
「そんな髪の毛の色したお前の元カレがぁ?」
「あたしも真面目だもん」
「説得力ねぇな。」
そう言って笑うリョウヘイの笑顔は意外なほどに可愛かった。
「俺は字は説明できねぇ」
そう言ってリョウヘイは携帯で「遼平」と変換して見せた。
「自分の字なのに説明出来ないの?」
「うるせぇよ」
「あたしは奈美ってゆうんだ」
「奈美。かわいいじゃん。ひじき食おうぜ」
遼平は煙草をもみ消すと、「ひじきだけじゃ足りねぇな。コンビニ行こうぜ」と言って立ち上がった。
遼平がスウェットのポケットに携帯を入れた時、携帯の裏に確かにプリクラが貼ってあるのをあたしはしっかり見ていた。
金髪の頭に白いジャージの男の子の隣には、派手な化粧の女の子が笑顔で写っていた。
「ねぇ、遼平には彼女はいないの?」
あの時、勇気をだして聞いておけば良かった。