良と遼〜同じ名前の彼氏〜
結局あたしはサトちゃんから遼平の携番を聞くことなく、電話を切った。
あたしはびびりだ。
どうせびびりですよ。
でもこんな風にいじけてみたって可愛くないことぐらい分かってる。
サトちゃんは、電話をこう締めくくっていた。
「だからね、私アユの家で奈美に会えた時すごく嬉しかったんだ。
この子ならアユも……あったかくて優しい気持ちになれるって思ったの。
アユさ、いつも突っ張ってるからしょうちゃんもユウジも心配してるんだ。
私は奈美の味方だよ」
あたしはびびりだ。
どうせびびりですよ。
でもこんな風にいじけてみたって可愛くないことぐらい分かってる。
サトちゃんは、電話をこう締めくくっていた。
「だからね、私アユの家で奈美に会えた時すごく嬉しかったんだ。
この子ならアユも……あったかくて優しい気持ちになれるって思ったの。
アユさ、いつも突っ張ってるからしょうちゃんもユウジも心配してるんだ。
私は奈美の味方だよ」