良と遼〜同じ名前の彼氏〜
「遼平!?」
なぜだかわからないけど、それは確かに遼平だと思った。
その時、
「奈美ちゃん」
聞き慣れた声にあたしは顔を上げた。
いたよ。そこには確かに、いた。
「良ちゃん」
「やっぱり奈美ちゃんだ。その髪の毛の色、どうしちゃったの?
わからなかったよ」
黒のロングコートに身を包んだ良ちゃんに会ったのはたったの5日振りだったのに、なんかずっと会ってなかったみたいだ。
「良ちゃんどうして?」
「いやぁ、それがさ……
ここにきたら奈美ちゃんに会える気がしてね、ほら、奈美ちゃん言ってたよね、12月24日にここのツリー見に来たいって…」
目をクルクルさせながら手を大きく広げて話す良ちゃんのこの光景も、久し振りだ。
こんなに滑稽だったかな?
「結城さんと一緒かと思ったよ」
「奈美ちゃん、それは……いやぁ、なんか痛いとこつくなぁ…
結城さんとはね、今日約束してたんだけど……なんてゆうか…昨日勘違いしないでって言われちゃって。
俺ショックで……
そういえば奈美ちゃんここのツリー見たいって言ってたなって思い出してさ」
「それで、この公園にきたの?」
あたしは良ちゃんが遠ざかっていくのを感じていた。
なぜだかわからないけど、それは確かに遼平だと思った。
その時、
「奈美ちゃん」
聞き慣れた声にあたしは顔を上げた。
いたよ。そこには確かに、いた。
「良ちゃん」
「やっぱり奈美ちゃんだ。その髪の毛の色、どうしちゃったの?
わからなかったよ」
黒のロングコートに身を包んだ良ちゃんに会ったのはたったの5日振りだったのに、なんかずっと会ってなかったみたいだ。
「良ちゃんどうして?」
「いやぁ、それがさ……
ここにきたら奈美ちゃんに会える気がしてね、ほら、奈美ちゃん言ってたよね、12月24日にここのツリー見に来たいって…」
目をクルクルさせながら手を大きく広げて話す良ちゃんのこの光景も、久し振りだ。
こんなに滑稽だったかな?
「結城さんと一緒かと思ったよ」
「奈美ちゃん、それは……いやぁ、なんか痛いとこつくなぁ…
結城さんとはね、今日約束してたんだけど……なんてゆうか…昨日勘違いしないでって言われちゃって。
俺ショックで……
そういえば奈美ちゃんここのツリー見たいって言ってたなって思い出してさ」
「それで、この公園にきたの?」
あたしは良ちゃんが遠ざかっていくのを感じていた。