もう泣かないで
どうやって家まで帰ったのか覚えていない。
玄関にすぶ濡れで立っている私を見て、
祖母がタオルを持って来てくれた。
母は看護士なのでほとんど家にはいない。
母は看護士の仕事を続ける為に、
自分の親との同居を望んだ。
父も最初からその事を承知して結婚をした。
祖父母とは父の方が仲が良いのではないかと、思うくらいだ。
父は公務員だから、土日は家にいるが、
母は夜勤もあるし土日もちろん、
お正月もお盆も家にいた事がない。
でも私が一度も寂しい思いをしなかったのは、
祖母がいつも母の代わりをしてくれたからだ。
祖母は私の濡れた体を、タオルで優しく包んでくれた。
玄関にすぶ濡れで立っている私を見て、
祖母がタオルを持って来てくれた。
母は看護士なのでほとんど家にはいない。
母は看護士の仕事を続ける為に、
自分の親との同居を望んだ。
父も最初からその事を承知して結婚をした。
祖父母とは父の方が仲が良いのではないかと、思うくらいだ。
父は公務員だから、土日は家にいるが、
母は夜勤もあるし土日もちろん、
お正月もお盆も家にいた事がない。
でも私が一度も寂しい思いをしなかったのは、
祖母がいつも母の代わりをしてくれたからだ。
祖母は私の濡れた体を、タオルで優しく包んでくれた。