もう泣かないで
「私はいいよ。何されても、

池田君の事好きだから。」


「僕がもっと大人になって、

責任がとれる年令になったら、夏海を迎えに来るよ。」


「私待ってる。

五年でも十年でも池田君が
迎えに来るまで、ずっとまってるから。」



「そんなに待たせたりしないよ。」



二人で笑った。



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