もう泣かないで
しばらく政巳の顔ばかりを見ていた。
「僕の顔に何かついてる?」
「ううん。こうしてる事が、
幸せだと思った。」
「今日は夏海の好きなアイスク
リームを食べに行こう。」
何処でも良かった。二人一緒なら。
私たちはずっと手をつないで歩いた。
この手が離れる事は、絶対ないと信じて、二人は歩き続けた。
「僕の顔に何かついてる?」
「ううん。こうしてる事が、
幸せだと思った。」
「今日は夏海の好きなアイスク
リームを食べに行こう。」
何処でも良かった。二人一緒なら。
私たちはずっと手をつないで歩いた。
この手が離れる事は、絶対ないと信じて、二人は歩き続けた。