もう泣かないで
「私も我慢出来るか?


分からない。


だけどそうしなければ、


いけないと思った。」



私は政巳に抱き締められたたままだった。



「会えなくても電話とか


メールとか出来るしね。


私このままじゃ政巳に甘えてばかりで、


大人になれない気がするし、

人の命預かる看護士にもなれない気がした。


自分の力で自分の足でしっかり立って、


自分の道を歩きたい。


そして、


二年後政巳の歩く道と、私の道が、


交わる事が出来れば、


そこからは二人の道が一つになると思う。」



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