もう泣かないで
「二人の道が交わらなかったらどうするんだ。


このまま別れる事になるんだよ。


夏海が僕の腕の中から、


消えてしまうなんて嫌だ。

離さない離しなくない。」


「お願い政巳私の気持ちを分かって、


これは別れじゃないんだからね。


少しの間だけだよ。


泣き虫の私が覚悟して決めたんだ。


政巳の事大切だから大好きだから、


愛しているから、


私は政巳に合ういい女になりたい。」


私は政巳を抱き締めた。



< 192 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop