もう泣かないで
次の朝教室に入ると池田君はもう来ていた。



私は近くまで行き、「おはよう」と声をかけた。



池田君は本を読んでいたのかな?



私を見て「おはよう」と笑った。



もう少し話たかったのだが、


隣のクラスの幼なじみの真希がやって来た。



真希も同じ写真部だった。


今日の部活をさぼり遊びに行く話をしたので、



私は「行かない」と断った。


真希は池田君を誘おうとしたのか?



池田君のそばに行き何か話をしていた。



私はすごく気になったが知らん顔をした。



私は常に池田君を意識して、見るようになっていた。


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