もう泣かないで
私たち四人はバスに一時間くらい乗り、



粟ケ岳の入口で降りた。



あまり若い人はいなく、



年配の人たちがたくさん歩いていた。



私は30分も歩くと、



常の運動不足のせいかきつくなった。



荷物はみな村松君が持ってくれた。



真希と池田君がかなり前を歩いている。



村松君が、「僕は夏海に合わせて歩くからね。」



「村松君私に優しくしないで、

私なんかに構わず先に歩いてよ。」



だけど私は言葉にだして言えない。



< 25 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop