もう泣かないで
それから、


二時間近く歩きき頂上に着いた。



あまりの景色のよさに今までの辛さを忘れた。



「ああそうだ写真撮らなきゃ。」と思ったら、



真希が「まずお弁当食べようよ。」



涼しそうな場所を選んで四人で座った。



真希は、コンビニで買って来たサンドイッチを出し、池田君に渡した。



私は自分でにぎった、不恰好なおにぎりを出した。



村松君はそれをぱくりと食べ、 「美味しいよ。」



私は「見ためより味だからね」と笑ってしまった。



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