もう泣かないで
「僕たち雨にえんがあるね。

あの日の出会いも雨が降っていた。


ずっと前夏海は覚えているかな?         

卒業式も雨が降ってて、


夏海が僕に傘を貸してくれた事。」



「えっそうだっけ?私忘れている。あれ?」



そう言えば傘が一本何処かへ言ったままだ。



「その傘まだ返してないんだ。

返してしまうと、もう夏海に会えない気がした。」



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